概要
高尾山の観光誘致促進を目的とした包括的なブランディングプロジェクト。認知度の高い観光地でありながら、シーズンによる観光客数の変動が大きいという課題に対し、キャッチコピー・ロゴ開発、ブランドブック制作、ポスター(春夏版・秋冬版)の制作を通じて、高尾山の多面的な魅力を訴求する統合的なコミュニケーション戦略を実施しました。
課題
高尾山は首都圏から好アクセスで知名度も高い観光地でありながら、「登山」というイメージに留まり、日本遺産として認定されている自然環境、歴史的価値、四季折々の魅力など、多彩な観光資源が十分に認知されていない状況でした。特に若年層や外国人観光客に対して、高尾山が持つ本質的な価値と楽しみ方の多様性を伝えきれていないことが課題となっていました。
解決
「近くてたのしい世界遺産。高尾山」というタグラインを軸に、高尾山の魅力を多角的に表現するブランディングを展開。
アクセシビリティの高さと世界遺産級の価値を併せ持つ唯一無二の存在であることを訴求。
ブランドブックでは高尾山の歴史、自然、文化、アクティビティを体系的に整理し、季節別ポスターでは春夏・秋冬それぞれの魅力を視覚的に表現することで、年間を通じた観光価値を明確化しました。
戦略
名前の認知度は高いが具体的な魅力の解像度が低いという課題に対し、「整理する」というThe Companyの哲学に基づいてアプローチ。散在していた高尾山の魅力を体系的に整理し、ターゲット層に応じた多様な切り口で価値を可視化。日英バイリンガル展開により国内外の観光客に訴求し、季節ごとの魅力を明確に打ち出すことで、リピート訪問を促進する仕組みを構築しました。