地元の魔力について2023.02.17
こんにちは、くわはらです。
最近、改めて地元について考える機会がありました。
地元のことを考えるとどうしてこんなにもノスタルジーな気持ちになるのでしょうか。
人が地元のことを考える時、あらゆる思い出や記憶の断片が、
画質の粗い像となって頭の中をかけめぐり、脳内物質に作用するからでしょうか。
そんなことを思いながらPCに映る中野ブロードウェイのゲートを眺めています。
私の地元、中野区にある「中野ブロードウェイ」という複合ビルは
カオスというコトバがまさしく匹敵する不思議なビルです。
まんだらけというサブカルチャーに関するアイテムを取り扱う店を筆頭に
激安肉屋、薬局、ギャラリー、高級腕時計屋、熱帯魚屋、会員制の飲み屋街、病院、etc…
ありとあらゆるモノが混在するその場所は、過去も未来も分別なく
全て一緒くたに体内に取り込んでしまったお化けのようだなんて思います。
(ちなみにお気に入りの店は地下1階の”チャレンジャー”という喫茶店です。
手頃な価格で美味しいクレープセットやカレーが食べられるのでおすすめです。)
あの場所に行き、階段を昇り降りして、地下商店街のシュウマイの匂いを嗅ぐと、
ないはずの記憶までフラッシュバックするような感覚があります。
皆さんにもそんな感覚を得られる場所はありますか?
生まれ育った地元の記憶を反芻するたびに、
その場所がいつまでも、そのままの姿で残っていてくれたらいいな、なんて思います。
ですが1966年に開業したこの複合ビルは耐震性の問題と老朽化が指摘されており
もうあまり長い間、その姿を留めてはくれないでしょう。
現に「中野サンプラザ」という区民にとってのランドマーク的な三角の建築物は今年の7月に閉館することが決まりました。
変わらないことを願うのは簡単ですが、諸行無常。全てのものは絶えず変わり続けます。
変化をポジティブに捉えて、地元を盛り上げられるようなことができたらいいな、なんて思う昼下がり。
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