Tokyo Art Book Fair 20192019.07.22
2009 年に日本初のアートに特化したブックフェアとしてスタートしました。10 年目の節目となる今年は、この春リニューアル・オープンしたばかりの東京都現代美術館に会場を移します。独創的なアートブックやZINE を制作する国内外の出版社、ギャラリー、アーティストら約300 組の出展者が一堂に会し、それぞれの出版物の魅力を伝えます。(Tokyo Art Book Fair 2019のHPより)
3年前に自分たちのzineを作った時、たまたまこのフェアに出展していた本屋さんのブースに作品を置いてもらうことが出来た。ゲリラ的だったにも関わらず置いて行ったzineは完売した。無名な我々の作品がサクサク売れてしまう程に会場は入れ食い状態で、アート業界全体の不況とは全く無縁の熱気が会場を包んでいた。
今年はGucci mazeさんというFlying Lotusのジャケットのフォントを担当したグラフィックデザイナーのブースを見学しに行ってみようと思った。
あと、川崎にあるカクタス ブリトーというメキシカン料理屋さんもたまたま出店しているらしくそちらも楽しみだった。以前にスペクテイターのsmall talk of the townというコラムで文章を見て以来行ってみようと思っていたお店で、フェミニズム関連のブースを出しているらしい。
BGMの選曲は五木田智央さんとCOMPUMAさんだ。これは最高だ。
3時の開場丁度に美術館に着いた時には既に長蛇の列が出来ていた。事前にチケットを買っていたのに30分も並んでしまった。
初日の金曜日は1000円払わないと入館できないが、それでもすごい人、人、人だ。
とりあえずGucciさんのブースへ直行すると、私と同じくそのブースをお目当てに来ていると思われる人だかりができていて、欲しかったTシャツはもうサイズがいくつか欠け始めていた。ポスターや本人が特集されている雑誌をよくよく眺めて記念にステッカーを買うと、おまけに他のステッカーを1枚くれた。
1、2階にぎゅうぎゅうに詰められたブースのどこも人が盛りだくさんだ。会場全体を一度ぐるっと回って外に出て水筒に入ったお茶を飲んだ。人酔いで気分が悪い。メキシカン料理屋さんのブースを見に戻る元気は残されていなかった。
世界各国からのアーティストのブースも多く、本当ならばとても見応えのある物ばかりなのだろうがとにかく人が多い。大きな箱に詰められた感じで「アートです」とか言われる感じがだめで参ってしまった。批判的な意味でなく、美大とか、芸術関連の仕事の人が多いのかなと感じた。
また誰かお目当ての人がいれば、今度は1000円払わずにふらっと遊びにいってみたいと思う。