初めてのステイホーム2021.02.3
医療従事者、並びにコロナ禍で経済的困難を覚えておられる方々に一日も早く希望が与えられることをお祈り致します。
久しぶりに実家に帰って来た。
弊社の関口と金曜の夜から友人宅で壊滅的な飲みを繰り広げ、締めに日曜午後からFrueの集まりに少し顔を出した。会場では目にも美味しいビュッフェが用意されていたがなかなか手が伸びない。
帰りの電車では気持ちが悪く吐き気を催していた。数年ぶりに胃薬を飲む。
翌日月曜日には内臓の疲労と口内炎が出始め全く食欲がない。口内炎は頭痛と中耳炎、扁桃腺辺りまでを刺激してきてしまい、たまらず医者へ行く。
しばらくぶりに実家に戻って来るとほぼ毎回体調を崩す。今回も。
完全に旅の緊張から解放され、体のいたる所のガタが一斉に文句を言い出すような感じだ。
実家を病院と勘違いしている・・・。
やっと私にもステイホームするタイミングがやって来てしまった。
宿にも交通機関にも散々go toキャンペーンを使いまくって旅してきた。今のこの苦しみは
その清算なのだろうか・・・(ぼけーぼけー)。
3食出してもらう飯を食べる。
あとはアンビエントを聞いて横になっている。
ただただ良く眠れる。
昼夜問わずまどろみと睡眠の境をずっとさ迷っているようだった。
そんな日が4日続いて5日振りに散歩へ出ると、外の世界はとても明るかった。
喉の痛みが落ち着くにつれて眼球が白くなり始めた。便通のリズムが良くなり、本を読むと頭がさえ始めた。体重も1週間で3キロ落ちた。休養というのはしばらく取らないと刺激と同じくらいの変化をもたらすくらい重要なものなんだなぁ。まるで僧侶のような心持ちだ。しかも無料で(あほーあほー)。
私は動いていないと落ち着かない人間だ。なので、これまでの自粛期間も出来るだけ田舎に隠れてそれなりに自由を満喫していた。旅先の地方都市でもそんなにいろいろ気を遣わずに外出していたし、それで全然良かった。
しかし実家で両親と同居となるとそうもいかず、町へ出るにも「気を使っていますよ~」という配慮がなんとなく必要になる。
久しぶりの友人との再会も相手のコロナに対する感触をまずは伺ってから、という感じだ。
そうか、都市に住んでいる人はただでさえ個人的スペースの少ない場所で、さらにその居場所を減らしながらの生活を強いられているんだな。
俯瞰的に見るとそこから拡がる未来のバーチャル世界がなんたらかんたらとかなんだろうが、私は早くいい機会をみつけて田舎へと自分の体を解き放ってやりたいとただただ思っている。
Stay homeしても私の頭の中や人類の未来についての考え方は全然変わらなかった。別にコロナがあってもなくても人間の大切なことに変わりはないわけで、今の世の中の状況でも全然大丈夫だ。
率直な自粛の感想はそんな感じだった。
次の出発まで、もう少し実家で英気を養わせてもらおう。