サボテンをお迎えする時の小さなコツ2022.05.19
こんにちは!桒原です。
2年ほど前、ふとサボテンが欲しくなり園芸屋まで行ったとある夏の日。
一目惚れした緋牡丹錦(ひぼたんにしき)というサボテンをお迎えしました。
早速植え替えようと鉢から出したところ、ビックリ!
新鮮な根っこがほとんど生えていないし、調子の悪そうな台木がくっついているではありませんか。
※台木とは…成長の遅いサボテンを土台となるサボテンにくっつけて育てることがあり(接木と言います)
その際に使用された土台のサボテンを台木と言います。
接木したサボテンを、台木から切り離して植え込んだ場合(接ぎ下ろしと言います)、
調子を崩しやすかったり、長生きするのが難しかったり、新鮮な根が出るまでに時間がかかる場合があります。
今回、「台木が土に植え込まれていた+接下ろしの表記がなかった」ことで、接下ろされた株だと気がつけませんでした。
販売されているサボテンの多くはタネから育てられた実生(みしょう)というモノが多いのですっかり油断していました。
しかも少し触っただけで棘がポロポロと落ちてしまう始末。
よーく目を凝らして見てみると小さな虫が棘の根元にたくさんついていました。ショック。
店で植物を見ている時にありがちなのが「隅々まで観察しない」こと。
買う前に第三者的な視点で株の健康の度合いを見る、虫がついていないかしっかりと見ることは超重要。
見すぎて損はない!と思います。
上記、緋牡丹錦は結局、調子が回復することなく枯れてしまいました…残念。
そして購入する時に見ておきたいのが土の表面の具合。
コケが生えていれば日当たりが悪くジメッとしたところで育てられていたんだな…など想像がつくので、そのお店の管理状況を想像することができます。
土が焦茶色になり湿っていれば水をあげたばかりなので、しばらく水やりは控えておいた方が安心だったりします。
(サボテンがダメになってしまう原因の多くが水のやり過ぎによる根腐れだからです)
以上のことから
①実生か接ぎおろしか、理解してから購入すること。
②虫がついていないかよく観察すること。
③土の表面の具合を見ること。
の3つがサボテンを購入する際に注意すべきポイントかなと思います。
以上、サボテンをお迎えする際の小さなコツでした!
それでは!