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2024/10/03
WEBサイト制作を依頼する前に知っておきたい8つのポイント

 

 

 

WEBサイト制作を成功させるには、事前準備が何より重要です。準備不足のまま制作に入ると、期待した成果が得られず、時間とコストの無駄になってしまうことも。ここでは、WEBサイト制作を依頼する前に必ず押さえておきたい8つのポイントを、実例を交えながら分かりやすく解説します。

 

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1. WEBサイトを作る「目的」を言語化する

まず最初に考えるべきは「なぜWEBサイトを作るのか」という根本的な問いです。「古くなったから」「競合他社が持っているから」という理由だけでは、効果的なサイトは作れません。

よくある目的の例:

  • 新規顧客を獲得したい(月間問い合わせ数を20件→40件に)
  • 企業ブランドを確立したい(認知度向上・信頼性向上)
  • 採用を強化したい(応募者数を2倍に増やす)
  • 新商品・サービスをPRしたい(売上20%アップ)

弊社が手掛けた帝人フロンティア株式会社様のSOLOTEX®ブランドサイトでは、B to C向けの認知拡大という明確な目的のもと、素材の特徴を分かりやすく伝えるWEBサイトとムービーを制作。目的が明確だったからこそ、効果的なプロモーションが実現しました。

2. 誰に見てもらいたいか「ターゲット」を具体化する

WEBサイトは「誰でも見られる」ものですが、「誰に見てもらいたいか」を明確にすることが重要です。ターゲットが決まれば、デザインやコンテンツの方向性が自然と定まります。

ペルソナ設定の例(採用サイトの場合):

  • 田中さん(22歳・男性・都内大学4年生)
  • IT業界に興味があり、成長できる環境を求めている
  • SNSで情報収集し、企業の雰囲気を重視
  • ワークライフバランスも大切にしたい

ターゲットが明確になると、「どんな情報を」「どんな見せ方で」伝えるべきかが見えてきます。

3. 必要な機能を洗い出す

目的とターゲットが決まったら、次は「どんな機能が必要か」を考えます。機能は目的達成のための手段なので、本当に必要なものだけを選ぶことが大切です。

主な機能の例:

  • 問い合わせフォーム(顧客獲得が目的の場合)
  • EC機能(商品販売が目的の場合)
  • ブログ・ニュース機能(継続的な情報発信が必要な場合)
  • 会員登録・マイページ機能(リピーター育成が目的の場合)
  • 多言語対応(海外展開を視野に入れる場合)

 

4. 予算とスケジュールを現実的に設定する

WEBサイト制作の予算は、規模や機能によって大きく変わります。安さだけで選ぶと品質面で後悔することも。適正な予算を確保し、余裕を持ったスケジュールを組むことが成功の秘訣です。

制作期間の目安:

  • 小規模サイト(10ページ程度):1〜2ヶ月
  • 中規模サイト(30ページ程度):3〜4ヶ月
  • 大規模サイト(100ページ以上):6ヶ月〜

予算については、複数の制作会社から見積もりを取り、内容と価格のバランスを比較検討することをおすすめします。

5. 制作会社を選ぶ基準を明確にする

制作会社選びは、プロジェクトの成否を左右する重要な決断です。以下の観点から総合的に判断しましょう。

選定ポイント:

  • 実績(同業界・同規模の制作経験)
  • デザインセンス(ポートフォリオの確認)
  • 技術力(必要な機能の実装能力)
  • 提案力(課題解決への姿勢)
  • コミュニケーション力(レスポンスの速さ・丁寧さ)

弊社のように、ブランディングから実装まで一貫して対応できる制作会社を選ぶと、統一感のあるサイトが実現できます。

6. コンテンツの準備と更新体制を整える

いくらデザインが優れていても、コンテンツが充実していなければ意味がありません。また、公開後の更新体制も重要です。

準備すべきコンテンツ:

  • 会社概要(理念・ビジョン・沿革)
  • 商品・サービス紹介(特徴・メリット・差別化ポイント)
  • 実績・事例(具体的な成果)
  • お客様の声(信頼性の向上)
  • ビジュアル素材(写真・動画・図解)

更新担当者を決め、定期的な情報発信ができる体制を作ることで、サイトの鮮度を保てます。

7. SEO対策とユーザビリティを両立させる

せっかく作ったサイトも、見つけてもらえなければ意味がありません。SEO対策は必須ですが、同時にユーザーの使いやすさも忘れてはいけません。

基本的なSEO対策:

  • 適切なキーワード選定と配置
  • ページの表示速度改善
  • モバイル対応(レスポンシブデザイン)
  • 適切な内部リンク構造
  • 定期的なコンテンツ更新

ユーザビリティでは、「3クリック以内で目的の情報に到達できる」設計を心がけましょう。

8. セキュリティ対策を忘れずに

個人情報を扱うサイトでは、セキュリティ対策が必須です。情報漏洩は企業の信頼を一瞬で失墜させます。

必須のセキュリティ対策:

  • SSL証明書の導入(https化)
  • 定期的なバックアップ
  • セキュリティアップデートの実施
  • 不正アクセス対策
  • プライバシーポリシーの整備

特に問い合わせフォームやEC機能を持つサイトでは、十分な対策が必要です。

まとめ

WEBサイト制作の成功は、事前準備の質で決まります。目的を明確にし、ターゲットを具体化し、必要な機能を洗い出す。そして信頼できる制作会社と二人三脚で進めることで、ビジネスに貢献するWEBサイトが完成します。

準備に時間をかけることは、決して無駄ではありません。むしろ、後々の手戻りを防ぎ、結果的に時間とコストの節約につながります。この8つのポイントを押さえて、効果的なWEBサイト制作を実現しましょう。

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