Culture

2015/02/10
おいしい食べ物

実家から荷物が届いた。
印刷物と雑誌を送ってくれと頼むと、それは1週間後にけっこうな大きさのダンボールでやってきて、頼んだものの他に、食品やら衛生用品やら下着やらが、はがきと一緒に入っていた。若干苦笑いしつつも、いくつになっても俺は子供なんだなと思わされる。

しばらく親とは会えていないので、そんなの送んなくて大丈夫ですよ、と言いたくなるような品をみても、その心遣いにやはり嬉しくなってしまう。
入っていた手作りの焼き菓子を食べながらコーヒーをゆっくりと飲む。


話は変わって、先日、昼食を1400円分コンビニで買ってしまう。
その時はコンビニ飯しか選択肢がなく、普段はあまり食べないものを買わなければいけなかった。最初は500円の弁当を買って食べたが、なんだか腹が満たされない。あれやこれや買い足し買い足し、気がつくと1人で1400円分も食べてしまった。しかも、胃袋にはまだ若干の余裕があった…。
1400円もコンビニ飯に使ってしまったこと、なおかつ美味いもん食ったなぁという満足感の全くのなさに我ながら腹がたった。


腹が満たされる満足感というのは、結局は気持ちが満たされるかどうかにかかっていると思う。
断食したことのある友達が、3分の1の食事量でも、3倍の時間をかけて味わえば、3倍の満足感があるよ、と言っていたことを思い出した。
万が一、親の送ってきた焼き菓子が砂糖と塩を間違えていても、それはそれで俺にとってはうまいだろう。きっと。


コンビニ飯と焼き菓子、どちらも同じ食べ物だけど、全く違う食べ物を食べた気持ちになった。

今日も、うまいものが食いたい。

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