Culture

2025/10/30
ロバート秋山 クリエイターズファイル潜入

食欲の秋。スポーツの秋。読書の秋。芸術の秋。

みなさんはどの秋が好きですか。

私は何と言っても睡眠の秋。この季節の朝の毛布は手放すことができないですよね。

余談はさておき、今月はそんなキャラ濃いめの秋にぴったりな話題をお届けしようと思います。

題して「クリエイターズファイルに潜入」。

潜入とか、捜査とか、そういう言葉ってなんかワクワクするの僕だけですかね。

 

 

実のところこのクリエイターズファイルは8月の話題で2ヶ月間も話題をあたためていました。

そもそもクリエイターズファイルって何やねんって話ですが、ロバート秋山がメイクや、衣装、遠近法を駆使して様々なキャラになるというもの。いや知らんけど、ちょっとわかるかもみたいなラインのキャラクターばかりで心をくすぐられます。

例えば、某デザイナーズブランドからインスピレーションを受けたであろう、デザイナーの偏見を形にしたYOKO FUCHIGAMIというキャラクターや、遠近法の撮影により、自分の体を小さく見せて、子役を装う上杉みちくんなどなど。

 

 

このイベントはロバート秋山のキャラ変化(へんげ)についての展覧会で、この活動を始めて10周年を記念したものでした。

この10年間で変身したキャラクターの数は113(10月現在)に及び、そのどれもが、一度見たら忘れられない個性の強いキャラばかりです。

 

この展覧会1番の見所は、その100を超えるキャラクターがぎゅぎゅっと凝縮されているところでしょうか。
特に人気なキャラはブースが設けられていて、特別な演出やそのキャラクターを間近で味わうことができます。

またそのブース内でも別のキャラが乱入していたり、てんこ盛りで満足感が半端ないです。

 

 

冒頭で紹介したYOKO FUCHIGAMI、なんだか言いたいことの分かるデザイナーモチーフのキャラ。

多様性が進みすぎた故、突飛なことを言っちゃり、やっちゃりしていればいいだろうの精神が漏れ出している風刺的なキャラ。

僕自身、洋服大好きだし、デザイナーズとかのコレクションも見ることがあるけれど、少しどころか腹の中で思っていることが

表現されていて頷いてしまう。最近なんて、究極誰でもデザイナーになれちゃいますし。

それと近い類なのがこれ。

 

 

 

これは某クロムハーツのパロディ。アルミハークという、アルミ箔で全てアクセサリーを手作りしている。

確かにクロムハーツ自体は良いブランドなのだが、SNSのせい(僕自身はそう思っている)で量産化してしまって、みんな着けてる、だからとりあえずクロムを買う、デザインの吟味をせずにブランドだけ見て買うみたいな風潮に1刺ししたコンテンツでないかと思う。

このキャラに限ったことではないが、こういうキャラの言葉遣いもまたうざ面白い。

 

最後に一推しのキャラを紹介して終わるとしよう。

 

 

 

これは「藤木みず江」という学生寮の優しい女将的なキャラなのだが、学生たちを支えるために「一肌脱ぐ」のである。

そしてこの「一肌脱ぐ」は文字通りの一肌脱ぐであるのだ。

※成人向けコンテンツが苦手な方はここでブラウザバック推奨(?)

そこまで過激ではないが…

 

 

 

こーんな感じで、個性強いキャラクターたちに囲まれた展示会。

ロバート秋山のこのキャラの作り込み方、そこから生み出される言葉遣いや作品は一貫性があり、でもキャラごとに差別化されていて

おもしろいながらもとても勉強になったな〜と、、、

 

来月はまたどこに行こうか、何を書こうかな。

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