Culture

2016/12/24
新入社員「関口」

年の瀬も近づきましたが、The companyに「関口」が新しく入社することとなりました。

以後、よろしくお願いいたします。

 

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というと違和感を感じるのは、私だけかもしれない。

関口とはもう10年近い付き合いになり、とんとんとんと話が進んであっという間に入社となった。彼が仕事をしている姿をみるのは久しぶりだし、まさか自分がブログを更新しているデザイン会社で大学時代からの友人が働きだすことになろうとは思ってもみなかった。

面白いこともあるものだ。

 

彼が以前の会社で文字通り鬼のごとく働いていた間、こちらは田舎へ出稼ぎ労働へ行っていたし、私が2年間の中南米旅行を終え帰国した2日後に関口は脱サラしてアメリカへ出発し1年半帰ってこなかった。

10年の付き合いといっても、半分以上がどこか遠く離れたところに長くいたので、そんなに特別なことはない。ここ数年Discoteca Blancoというアートチームを作って作品やイベントの話をするようになってからはまた少し違った付き合いになったが、いよいよThe companyへ就職となると、これまた新しく変な感じがする。

 

お父さん、会長、公務員、ボランティア、外資系、学生、ファッションデザイナー、農家、バーのマスター、無職、サービス業、ハードコアバンドのボーカルなどなど、世の中には肩書がたくさん転がっているなと思う。

関口はただのアングラ好きな学生だったし、ある大会社のセールスマンだったし、メキシコの安宿を追い出された絵描きだったし、一緒に活動している同志である。

誰しもと同じように関口にもいろいろな顔があったが、今の彼はデザイン会社で働いている男の人なのだ。

同じ一人の人間にも、よーいどんのタイミングで新しい名前がついて、そうやって生きるようになる。

 

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しかし、ありきたりな話の流れで申し訳ないが、そんなものはその本人の人格とは殆どの場合関係がない。

関口は関口として関口らしくThe companyで仕事をするだけだ。

果たして彼が今後The companyに油を注ぐのか水をさすのか、皆様、ご期待ください。

 

 

と、他人行儀なことを言ってはいけないのだ。

彼に入社を勧めたのは他でもない、私なのだから。

 

 

2016年最後のブログ更新となりました。

マイペースな更新にも関わらずお付き合いいただき本当にありがとうございました。

こうして記事を書かせていただけることを心から嬉しく思っています。

来年もThe companyをどうぞよろしくお願いいたします。

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