もう10年ぐらい前になる話。
その時旅行をしていた僕は、アメリカから南米を回り、その後ヨーロッパに渡り、陸路で中東に入った。
シリア・レバノン・ヨルダン。
今は色々な動きもあって危険な印象が拭えないエリア。
どの国もすごく良い国だけど、正しい報道がされていないような気がしてすごく残念。
そんな素晴らしい国を縦断し、
トルコ方面から南下するルートだとゴール的な位置にエジプトが存在する。
そのエジプトにはダハブという海沿いの街があって
世界3大ブルーホールとも呼ばれる美しい海で毎日泳ぐ事ができる。
その場所で出会った仲間と久しぶりに再会した。
彼は山口県にある周防大島というところに移住した。
そこは本土と橋で結ばれているそうで、交通は比較的便利らしい。
久しぶりに会った彼は、以前にも増して穏やかな表情になっていた。
丸くなったというか、ぬるくなったというか。
でもそれは彼の性格もさることながら、その土地がそうさせているんだろうなと感じてしまう。
羨ましいと思う反面、自分はそこで生活できるのか?とも考えてしまう。
とはいえやっぱり羨ましい。
試しに事務所ごと移転移住を提案してみたが
予想通り、即却下。
でも目標は高く。
The companyは10年以内に東京を離れます。
高くないか。