Culture

2014/10/12
旧友

もう10年ぐらい前になる話。
その時旅行をしていた僕は、アメリカから南米を回り、その後ヨーロッパに渡り、陸路で中東に入った。

シリア・レバノン・ヨルダン。

今は色々な動きもあって危険な印象が拭えないエリア。
どの国もすごく良い国だけど、正しい報道がされていないような気がしてすごく残念。

そんな素晴らしい国を縦断し、
トルコ方面から南下するルートだとゴール的な位置にエジプトが存在する。

そのエジプトにはダハブという海沿いの街があって
世界3大ブルーホールとも呼ばれる美しい海で毎日泳ぐ事ができる。

その場所で出会った仲間と久しぶりに再会した。

彼は山口県にある周防大島というところに移住した。

そこは本土と橋で結ばれているそうで、交通は比較的便利らしい。

久しぶりに会った彼は、以前にも増して穏やかな表情になっていた。
丸くなったというか、ぬるくなったというか。

でもそれは彼の性格もさることながら、その土地がそうさせているんだろうなと感じてしまう。

羨ましいと思う反面、自分はそこで生活できるのか?とも考えてしまう。

とはいえやっぱり羨ましい。

試しに事務所ごと移転移住を提案してみたが
予想通り、即却下。

でも目標は高く。
The companyは10年以内に東京を離れます。

高くないか。

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