Culture

2018/01/11
新年のご挨拶・書初め

新年、あけましておめでとうございます。

年末年始、皆様どのように過ごされたでしょうか。

当ノートを書いている私(佐原)は現在コスタリカに住んでいるのですが、

地球の裏側にいても年の瀬というのは何か浮足立って落ち着かない心持ちになるもので不思議です。

紅白もおせちもなかった正月ですが、年が一つ進んだことでまた新しい心持ちになっている自分に喜びを感じています。

皆様もきっと何か新しいことを心に想ったのではないでしょうか。

日本人はきっと、こういう気持ちを書初めにするのでしょうね。

 

 

 

 

私の年越しは昨年同様に友人と海の見える森の中でしっぽり迎えることとなりました。

遠くの浜辺で上がる大小の花火の音を他人事のように耳にしながら、満月に近い月の暈(月の周りに見える光の輪)の明かりを体に浴び、物事の周期やこれをどこかで見ているだろう遠くの友人、家族の顔を思い浮かべていました。

月光は闇が増すごとにこの世の影を濃くし、私達を深い深い夜の端へと連れて行きました。そこで出会った静けさと、明るみの中の暗闇を見つめながら、私たちは各々の世界と向き合います。

幾多の過ぎ去ったイメージや膨らむ想像を練り込みながら自分の生と対峙し、やって来る新しい朝に期待をはせながらゆっくりとまどろみに包まれ落ちて行きました。

 

やってきた朝は海の青を背にした大きな空色の空で、黄や赤や白の鳥たちが私の目にも耳にも彩られた生の息吹を吹き込み、新しい年がやってきたことを告げてくれるようでした。

眠りから醒めた私は自分が生きているということにまた気がついたので、この新しい年を喜んで迎え入れようと思うことが出来たのでした。

 

 

 

 

2018年、この世界はどうなっていくのでしょうか。

私には到底想像することもできませんが、どこでどのようなことがあっても、私が生きているという光を

絶えず灯すことが出来ればいいなと思います。

 

また、The Companyにつながる皆様にとっても、希望や喜びに満たされた日々となりますことを心よりお祈り申し上げます。

 

本年もThe Companyをよろしくお願いいたします。

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