Culture

2015/02/23
spectator・ボディトリップ

Spectatorという雑誌をご存じだろうか?

旅やサブカルチャーをメインに、幅広い分野で旬の面白いことをその都度取り上げている雑誌で、半年に一冊刊行される。

広告やページのデザインも抜群にセンスが良く、アンダーグラウンド感を出しながらも多くの人に訴えかける

良質な雑誌といえる。

 

学生時代の僕にとっては全ての記事が新鮮で、こんな面白いことが世界中には転がっているのかぁ、と刺激を受けまくっていた。実際に記事で取り上げられた土地へ働きに行ったり、逆に自分が体験したことが後々記事になったりしていて、

まるで人生の教科書のような存在だ。

 

そんなspectator最新号のテーマは「ボディトリップ」。

自分の体といろいろな方法で向き合い、どのように体と心が心地よくなるのかを探求する特集だ。

その方法がまたユニークで、チネイザン、アレクサンダーテクニーク、断食、野口体操、太極拳などなど、

聞いたこともない独特の切り口。運動や健康に関する雑誌はたくさんあるけれど、今回のspectatorは目の付け所が

違うなぁとうならされた。

またどの記事でも、体の健康と同じくらい心の健康に配慮していて、今の僕らにとって健康とは何なのかを考えさせてくれる。

読んでいるだけで元気になりそうだ。

 

 

編集者の方が歳を重ねるにつれて、その興味の対象はどんどんと変わっていくのだろう。

10年前の少し過激な広告やルポの内容が、最近では洗練されてきている。

でも、それはスタイルを変えたのではなく、あくまでも好きなことだけやっています、を貫いている証拠で、

spectatorの成長なのだと感じる。

いつの時代であっても新しい。同じように、僕も成長している、はずである。

 

 

先週、スノーボードで足の腱を伸ばしてまともに歩くことができない。

早く元気になって、思いっきりボディトリップしてみたい!と思う今日この頃。

 

春が待ち遠しい。

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