Culture

2020/11/20
温泉の旅 経過報告

去年の8月から始めた温泉を巡る旅は終盤に差し掛かっている。

コロナの影響で公衆浴場は営業停止や地元民のみに解放されるなど、旅を続けるには大変なご時世だ。

風呂が開くまで仕事をしながら暇を潰していたりしたら随分とだらだらと時間が経ってしまった。

 

 

 

 

東北から九州まで、入った温泉、銭湯、サウナは200数十か所になった。

しかし温泉通からするとこの数はとても少ない。

1年で3000以上を入る方もいらっしゃるくらいで、私はかけた時間の割には本当にたらたらと湯に浸かっていたものだ。

 

入った温泉の記録はいつもgoogle mapに書き込んでいる。

入浴直後に感想を書くのがポイントで、いい湯に当たった時はその時の感動や臨場感が文面に湯ノ花のように舞い上がっている。

そんな感想文をそのままレポートとしたいと思います。

誤字脱字はその時の勢い、感じてください。

 

 

 

 

青森県 蔦温泉旅館 「☆5 粒子が体に入って来るかの様 風呂桶の真下から湧き出る湯は圧巻 猪木の手形に偽りなし」

 

山形県 姥湯温泉 桝形屋「ウルトラ絶景 山の恵み感じずにはいられない 湯もバチ濃い ドライブはハード 一日使いリピート系」

 

福島県 老沢温泉旅館「☆5 名湯 昆布だしの布団のような風呂 雰囲気満点 たゆむ 白い湯の花綺麗 神社は閉じられてたけど、なくても湯船とお湯が最高」

 

大分県 亀川四の湯温泉 「昔病院だったのかな 内装、情緒とも満天 単純温泉、軽い切れるようなお湯 アッパー 発汗 大好き 小銭がなく近所のローソンで札を崩してたら時間がなく10分しか入れなく残念 でも感動、九州ついに来た 本領発揮してきた 絶句」

 

大分県 赤松温泉 「goooood vives 演歌 げんかけ 植物 いんせん 高い天井 金魚 黄色い天幕があがる おっちゃんもいい感じ 1日待って入ったかいあり」

 

大分県 筌の口温泉「国宝級 ぎっしりしたナトリウムマグネシウム はとやよりもキメが細かく粘り気がある 3カ所かの蛇口から出続ける湧き水は多分飲料可 アルミ風呂の水風呂はいままでで一番シャキッとしめられた 感謝 涙」

 

鹿児島県 湯之元温泉「高濃度炭酸泉! 東北ぶりに玉袋ビリビリ しかも冷泉! もうひとつの茶色い湯で気がゆるむ がしかし!のリピート!!!! サウナも水風呂もあり強気の550円全然納得 完敗です!」

 

鹿児島県 大黒温泉 「一見何気ないのに底力すごすぎ!ぬるいくせに水風呂必須 しかも水風呂はいんせん可で、くんで帰る人もいた おやじさんが負けてくれた 二日酔いもあってとても印象的な湯になった 泣ける」

 

鹿児島県 開聞温泉 「ひさびさの培養系とろとろ奇跡ほんのり塩 ディープ治療系 好き 周りの南国の木も奇跡的セッティング 死に際のじいさん達とのフライトの奇跡」

 

鹿児島県 霧島温泉 「きたーーーこれはきた 軽い湯 いんせん可!水風呂きんきん 俺好み水色基調の内装 の大好物だーこれ 満点」

 

 

 

 

と、振り返ってみると本当にただ好き放題書いているだけだ・・・。

しかし、こういう感想の方が眠っていた記憶をよくよく叩き起こしてくれるものだ。

泉質とか数字とか料金とかそういう情報ではなく感想が大事だ。どう感じるかなのだ、その液体を、その浴場を、一緒に入っている人間を、そう、その温泉という名の場の宇宙を!!!

 

 

 

 

まだまだ訪れていない県もたくさんあり、湯めぐりは死ぬまで続くライフワークに間違いない。

残りの佐賀、長崎を終えれば九州も一回りになる。

一度目の旅も無事終了だ。

これから先もおかしな感動だけが感想に綴られるような名湯達に出会えることを願ってやまない。

 

あと、ここで書いてもあまりしょうがないが、お湯を管理されている方には本当に感謝の言葉に尽きない。

お湯の恵み、これからもみんなで大切にしていきたいものだ。

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